シンポジウムのお知らせ:
自動車タイヤ由来のマイクロプラスチックと添加剤について考える
~現状理解と今後の課題~
国立環境研究所 資源循環領域は、社会対話・協働推進オフィス(対話オフィス)と協働で、自動車タイヤ由来のマイクロプラスチックと添加剤について、専門家と参加者が一緒に考えるシンポジウムを開催します。
近年、タイヤ摩耗粉じんに関する研究の重要度が増しており、欧州や米国をはじめ世界中で研究、規制検討が急速に進展しています。日本においても、タイヤ摩耗粉じんを含むマイクロプラスチックの発生と環境への流出を通じた生物・生態系への影響が懸念されています。しかし、さまざまなステークホルダーの間で科学的知見や各種対応の共有が十分に行われているとはいえません。
そこで本シンポジウムでは、環境省やタイヤ産業界の取り組みを共有したうえで、国立環境研究所を含む研究グループの最新の自動車タイヤ由来のマイクロプラスチックに関する研究成果を紹介することで、ステークホルダー間での現状理解や認識共有の促進および今後の研究の方向性を模索したいと考えます。
本シンポジウムでは、環境行政や産業界の対応および専門家から研究成果などの話題提供を行うとともに、社会の関心がどこにあるのか、どのような研究がこれから求められるのかなどについて、参加者とともに考えます。
※本シンポジウムは、環境研究総合推進費「【1-2204】海洋流出マイクロプラスチックの物理・化学的特性に基づく汚染実態把握と生物影響評価」、「【5-2203】タイヤ摩耗粉塵を含む非排気由来の粒子排出実態に関する研究」の成果に関する公開イベントとして実施いたします。
イベントの詳細
日時
2025年3月7日(金)13:00-16:00
定員
【現地会場】160名
ビジョンセンター新橋17階1702室
〒100-0011 東京都千代田区内幸町1-5-2内幸町平和ビル17F
アクセス:https://www.visioncenter.jp/shimbashi/access/(外部リンク)
【オンライン】500名
※現地参加とオンラインともに、定員になり次第受付終了。
参加方法
参加費無料、事前登録をお願いいたします。登録はこちら↓
●現地での参加(場所:ビジョンセンター新橋)
https://forms.office.com/r/mw9ehehxue(外部リンク)
●Zoomウェビナーでの参加
https://zoom.us/webinar/register/WN_BCRp__RZTk2KB-8QVNVTnA(外部リンク)
※事前質問も募集中です。本テーマの議論に向けて質問や悩み、専門家に期待することなどがありましたら、登録フォームよりご記入ください(時間の都合により、すべての質問に回答できない場合がございます。あらかじめご了承ください)。
※申込締切:2025年2月25日(木)17:00
シンポジスト
環境省 水・大気環境局海洋環境課海洋プラスチック汚染対策室 長谷代子
一般社団法人 日本自動車タイヤ協会 環境部兼技術部 時田晴樹
日本自動車研究所 環境研究部 伊藤晃佳
国立環境研究所 資源循環領域 鈴木剛
愛媛大学 沿岸環境科学研究センター 仲山慶
鹿児島大学 水産学部 宇野誠一
愛媛大学 沿岸環境科学研究センター 国末達也
プログラム
13:00 オープニング
13:05 講演1「プラスチック汚染に対する国内外の動向と環境省の取り組み(仮題)」
環境省 水・大気環境局海洋環境課海洋プラスチック汚染対策室 長谷代子
13:35 講演2「タイヤ業界の取り組み(仮題)」
一般社団法人 日本自動車タイヤ協会 環境部兼技術部 時田晴樹
14:05 休憩
14:15 講演3「タイヤ摩耗粉塵を含む非排気由来の粒子排出実態について(仮題)」
日本自動車研究所 環境研究部 伊藤晃佳
14:45 講演4「海洋流出マイクロプラスチックの物理・化学的特性に基づく汚染実態把握と生物影響評価
~自動車タイヤ粒子に着目して~」
国立環境研究所 資源循環領域 鈴木剛
愛媛大学 沿岸環境科学研究センター 仲山慶
鹿児島大学 水産学部 宇野誠一
愛媛大学 沿岸環境科学研究センター 国末達也
15:40 討論 ※事前アンケートからテーマを検討予定。参加申込フォームからぜひ質問やご意見をお寄せください。
15:55 クロージング
※プログラムは予定のため、当日の進行により時間が前後する場合がございます。
お問い合わせ
●シンポジウム詳細について:
鈴木剛(国立環境研究所 資源循環領域)g-suzuki★nies.go.jp(★→@)
●当日のオンライン対応について:
社会対話・協働推進オフィス taiwa-office★nies.go.jp(★→@)
[掲載日:2025年1月16日]
参考資料
●国立環境研究所「海洋流出マイクロプラスチックの物理・化学的特性に基づく汚染実態把握と生物影響評価(令和 4年度)」
https://www.nies.go.jp/subjects/2022/26087_fy2022.html
●日本交通政策研究会 「タイヤ摩耗粉塵に関する動向および環境研究総合推進費での研究概要」(外部リンク/PDF)
https://www.nikkoken.or.jp/pdf/publication/2023j/2023j-p040.pdf