対話オフィスって?

メンバー

  • 松橋 啓介 MATSUHASHI Keisuke
  • 前田 和 MAEDA Nodoka
  • 宮﨑 紗矢香 MIYAZAKI Sayaka
  • 渡邉 陽子 Watanabe Yoko
  • 朝山 慎一郎 ASAYAMA Shinichiro
  • 岩崎 茜 IWASAKI Akane
  • 江波 進一 ENAMI Shinichi
  • 江守 正多 EMORI Seita
  • 尾鷲 瑞穂 OWASHI Mizuho
  • 菊地 奈保子 KIKUCHI Nahoko
  • 日下部 直美 KUSAKABE Naomi
  • 久保田 泉 KUBOTA Izumi
  • 黒澤 るみ KUROSAWA Rumi
  • 佐野 和美 SANO Kazumi
  • 志賀 薫 SHIGA Kaoru
  • 白井 知子 SHIRAI Tomoko
  • 染谷 有 SOMEYA Yu
  • 田崎 智宏 TASAKI Tomohiro
  • 多田 満 TADA Mitsuru
  • 多田 容子 TADA Yoko
  • 田中 史恵 TANAKA Fumie
  • 辻 岳史 TSUJI Takashi
  • 寺園 淳 TERAZONO Atsushi
  • 戸谷 響子 TOYA Kyoko
  • 永島 達也 NAGASHIMA Tatsuya
  • 中村 省吾 NAKAMURA Shogo
  • 中山 祥嗣 NAKAYAMA Shoji
  • 林 岳彦 HAYASHI Takehiko
  • 日比野 剛 HIBINO Go
  • 森 朋子 MORI Tomoko

対話オフィス専任のコミュニケーターをはじめ、研究所の各研究部門から研究者や広報担当者がメンバーとして参加しています。

松橋 啓介

松橋 啓介MATSUHASHI Keisuke

社会対話・協働推進オフィス 代表
社会システム領域 地域計画研究室 室長

「これからの生活・まち・社会を具体的にどうしたら良いのかを知りたいし伝えたいというシンプルな思いをベースに、対話・協働に取り組みたいです。」

都市とエネルギーの研究から、社会の持続可能性と個人の幸福の両立、あるいは環境・経済・社会の統合研究へとフィールドを広げてきた。環境問題と影響を重大性の観点から重み付けしたり、まちの将来像を検討したりする際に、市民参加に関わってきた。

前田 和

前田 和MAEDA Nodoka

社会対話・協働推進オフィス
コミュニケーター

「“環境”は、私たちにとってすごく身近な話です。今世界で何が起こっていて、何が問題なのか。まずは知ることから始めるのも大切だと思います。みなさんに対話オフィスならではの情報をお届けし、知ってもらい、さまざまな対話ができるように努めたいと思います。」

雑誌の編集部に6年間在籍した後、韓国に1年間語学留学し、そのまま現地のインテリア会社に就職。日本のインテリア市場に向けたマーケティングやサイト管理、キュレーションサイトへの記事作成、SNSの発信などを担当した。

宮﨑 紗矢香

宮﨑 紗矢香MIYAZAKI Sayaka

社会対話・協働推進オフィス
コミュニケーター

「「環境問題」をはじめとする多くの問題は、一人ひとりがこれからの人生をどう生きるかに地続きな、いわば「人生問題」だと思います。極めて切実な問題であるために、誰かにとっての幸せは誰かにとっての涙になるかもしれません。容易には相容れないからこそ、自らの実感の及ぶ範囲を広げていくことが肝要になると思います。愚直に、異質な他者との対話を積み重ねていくこと。それが最短距離ではない営みだとしても、”他者の靴を履いてみること”なしに、協働は生まれないのなら、まずはその一歩から始めてみたいです。」

スウェーデン視察後の就職活動で、出る杭は打たれる社会に疑問を持ち、たった一人で大人に物申していたグレタ・トゥーンベリ に感銘を受ける。Fridays For Future Tokyoでの活動を経て、新卒で入社した会社ではSDGsをテーマに大胆な企画を多数開催。アクティビズムをはじめ、物事をオーガナイズする過程には、対話が不可欠だと感じ、改めて原点に立ち返るべく対話オフィスへ。気候変動と時事トピックを主題に、文筆も行う。

渡邉 陽子

渡邉 陽子Watanabe Yoko

社会対話・協働推進オフィス
コミュニケーター

「お花を摘んで寄り道したり、夕方に輝く三日月が目に入って足が止まったり。ふと身近な自然や生きものに心が惹かれている自分に気がつきます。そんな素朴で美しい地球の中で、ヒトが豊かに生きるためには、どのような形があるのでしょうか。一人の力は小さくても、皆がお互いに得意なことを出し合うことでそのヒントが見つかるかもしれません。対話を通して、そのお手伝いができればうれしいです。」

大学では、環境化学・毒性学を専攻し、アザラシを対象に環境汚染物質の毒性影響を研究。研究成果の発信に興味を持ち、日本科学未来館にて科学コミュニケーターとして活動。その後、お茶の水女子大学 サイエン&エデュケーション研究所にて理科教育に携わる。

朝山 慎一郎

朝山 慎一郎ASAYAMA Shinichiro

社会システム領域
経済・政策研究室 主任研究員

「対話を通じてお互いに理解できることもあれば、できないこともあると思います。すれ違いや分かり合えないことも大事にしながら、対話だけでなく他愛のない会話の場を皆さんと積み重ねていけたら嬉しいです。」

専門は環境政策論、科学技術社会論、人文地理学。イギリスでの二年間の研究生活を経て、人間社会と自然環境の関係を地理学の視点から捉えることへの関心を深める。気候変動問題は「社会変革のために人びとがつむぐ物語」というのが自らの研究のモットー。

岩崎 茜

岩崎 茜IWASAKI Akane

社会対話・協働推進オフィス
客員研究員

「専門家だけではなく一般市民の考えや価値観も反映させて、社会の進む道は決まるもの。その多様な声をしっかり聞いて、みなが納得できる道をつくるお手伝いをしたい。対話や協働は、その最も大事な、かつ不可欠な第一歩だと思っています。」

研究と社会とをつなぐ媒介者となり、環境に関わる様々な双方向対話に取り組んでいる。大学院で環境倫理学を学び、日本科学未来館の科学コミュニケーターを経て現職。これまで、生物多様性や気候変動に関する市民会議、放射性廃棄物の地層処分について考えるイベントなどに携わった。

江波 進一

江波 進一ENAMI Shinichi

地域環境保全領域
客員研究員

「ブレイクスルーは対話によって生まれるのかなあと思っています。書籍でも対談モノが一番好きです。皆様と語れるのを楽しみにしています。」

大気中で起こる化学反応のメカニズムを室内実験にて研究。最近は、大気エアロゾルの表面や内部で起こる反応過程を研究している。


江守 正多

江守 正多EMORI Seita

社会システム領域
客員研究員

「地球温暖化は本当かウソかという論争に巻き込まれたことで、自分はなぜ温暖化の科学が正しいと思っているのか、自分の考えに立場や信条に由来する偏り(バイアス)が無いか、考えるようになりました。人の考えには多かれ少なかれバイアスがあります。自分と異なる考え方や立場の人と対話をすることで、お互いにそれに気づくことができます。そうすることで初めて、学問分野の違いや社会的立場の違いを超えた議論をできるのではないかと思います。」

専門は地球温暖化の将来予測とリスク論。地球シミュレータなどでのシミュレーションに用いられる気候モデルの開発・改良や、地球温暖化予測の不確実性の評価などを行ってきた。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第5次評価報告書主執筆者。一般向けに地球温暖化に関する書籍を執筆したり、YAHOOニュース個人にも時々記事を書いている。

尾鷲 瑞穂

尾鷲 瑞穂OWASHI Mizuho

環境情報部 情報管理室
サブジェクト・ライブラリアン

「デジタルな基盤を通した情報流通にも、受発信だけでなく、やりとりを意識した「対話」が出来ることが重要だと考えています。所外では、絵本専門士として科学絵本の普及活動を通し、対面して伝えることも大切にしています。」

大学と大学院で環境経済学を専攻。「情報の非対称性」の解消が環境問題の解決の鍵であることに注目したのをきっかけに、情報の収集と提供が出来る仕事をしたいと考え、在学中より大学図書館に勤務。研究情報資源のアーカイブ構築や電子化事業に従事した後、2012年より国環研へ。現在は、図書館運営の総括とオープンサイエンス推進にかかる業務を担当している。

菊地 奈保子

菊地 奈保子KIKUCHI Nahoko

社会システム領域 広報担当

「私たちは、私たちの選択で暮らしを変え、社会を変えていくことができます。とはいえ、納得いく選択をするには信頼できる知識や情報の蓄積が必要。情報過多の時代だからこそ、ひとりで考え込むよりも対話を通じて考えを深めることが重要だと感じています。」

大学では文化人類学を専攻。記者・ライターとして7年ほど勤務した後、風力発電機の保守点検コーディネーターなどを経て現職。

日下部 直美

日下部 直美KUSAKABE Naomi

福島地域協働研究拠点
地域協働推進室 アシスタントスタッフ

「デザインを「対話」の架け橋に。デザインをきっかけに、環境について知りたいと、興味を持ってもらえるような仕事をしていきたいと思います。」

葬儀会社に勤務したのち、Webデザイン業界へ転身。ECサイト運営にかかわりながらWebマーケティングを実践的に学んだ。福島支部ではWeb・DTP制作を主に担当している。心を動かすものをつくることが目標。

久保田 泉

久保田 泉KUBOTA Izumi

社会システム領域
地域計画研究室 主幹研究員

「法律や政策は、私たちの生活からは遠く離れていて、そして、堅苦しくてわかりにくい、というイメージがあるかも知れません。でも、環境や社会を守る、または、より良くしていくためのツールでもあります。対話を通じて、そのことを伝え、私自身も改めて学びたいと思っています。」

環境法専攻。学生時代、環境法を専攻したきっかけは、香川県豊島(てしま)のごみ不法投棄問題。仕事では、気候変動にかかわる法政策について研究している。

黒澤 るみ

黒澤 るみKUROSAWA Rumi

企画部国際室 高度技能専門員

「気候危機に対面するなかでバタフライ効果のひと羽ばたきになれればと思います。」

通信会社勤務、システムコンサルタントを経て研究機関の役員秘書へ転身。国環研には役員秘書として入り、現在は国際会議を担当。東日本大震災の避難所運営支援を通じてペット同行避難の難しさを体感し、定期的にペット連れキャンプを実践中。

佐野 和美

佐野 和美SANO Kazumi

社会対話・協働推進オフィス
客員研究員

「『環境』の情報を発信していく側の我々も、受け手側の皆さんも、その場で待っているだけではダメなのかもしれません。お互い歩み寄って、気軽に意見交換するところから始めていきたいですね。そんな出会いの場を作ることが、対話オフィスの仕事のひとつです。」

科学コミュニケーション、リスクコミュニケーション、環境教育、リテラシーなどをキーワードに、科学と社会の間での情報発信の方法&受け取り方について考えている。最近では、「人は何を根拠に情報を信頼するのか」を主要テーマにしている。研究者や研究機関が信頼される情報源となるためにはどうしたらいいのかを、理論と実践で追及している。

志賀 薫

志賀 薫SHIGA Kaoru

企画部 広報室
高度技能専門員

「環境やエコは私には無縁と思ってましたが、いろいろな人と話すうちに意外と身近なものだと気づきました。そんな発見を共感してもらえるような発信をしていきたいです。」

科学の街つくば育ちですが理系ではなく専門は音楽。地域おこし協力隊としてさまざまな人と知恵を出し合いながら地元の魅力発掘や情報発信をした経験を、国環研でも活かすべく奮闘中。

白井 知子

白井 知子SHIRAI Tomoko

地球システム領域
地球環境データ統合解析推進室長
/GCP国際オフィス代表

「環境問題の主体は地球上に生きる全ての生命体、だとして、問題の発見、解決法の模索、解決に向けた行動・システムチェンジ、のどれを取っても、研究者だけでカバーできる範囲は限られています。だから社会対話は「協働」なんだと私は認識しています。」

専門は大気化学。宇宙航空研究開発機構、米カリフォルニア大学アーバイン校を経て、2004年に国環研へ。2011年以降、地球環境データベースを運用、オープンサイエンス推進にも携わる。


染谷 有

染谷 有SOMEYA Yu

地球システム領域
衛星観測研究室 主任研究員

「科学的根拠も含め、研究で得られた知見をなるべくわかりやすく発信していきたいです。」

専門は人工衛星データを用いた大気のリモートセンシング。現在は主にGOSATシリーズによる温室効果ガスの濃度解析を行っている。

田崎 智宏

田崎 智宏TASAKI Tomohiro

資源循環領域
資源循環社会システム研究室 室長

「社会問題の解決には、情熱と冷静さの両方が必要だと思っています。研究者としては論を大切にしますが、実社会においては行動を重んじるので、対話オフィスでは『協働』による新たな展開ができればと思っています。『僕の後ろに道はできる』ですかね。」

3R(リデュース・リユース・リサイクル)・廃棄物分野のシステム研究と政策研究を両輪として、社会に活きる研究を心がけてきた。また、持続可能な発展やライフスタイルの研究も行っており、俯瞰的な研究にも力を注いでいる。行政の審議会、大学院での教育、NPOとの活動など、幅広い活動をしている。

多田 満

多田 満TADA Mitsuru

生物多様性領域 シニア研究員

「専門家と市民の理解と共感を目的に社会対話『環境カフェ』を大学などで定期的に開催しています。今後は高校生と社会人をつなぐ、大学生を主体とした開催や、専門家の社会コミュニケーションツール(科学詩)の開発にも取り組んでいきたい。なお、『環境カフェ』のFacebookを開設しています。」

水生生物を対象に農薬や環境ホルモン等化学物質の生態影響について、河川調査や室内実験、ならびに自然生態系における水生昆虫の生態学的調査に取り組んできた。一方でR.カーソンの『沈黙の春』などのネイチャーライティング(環境文学)によるエコクリティシズム(環境批評)に関する研究をおこなっている。

多田 容子

多田 容子TADA Yoko

資源循環領域 広報担当

「同じ事柄を見てもそれぞれによって感じ方や受け止め方が違います。その違いが面白さでもあり、怖さでもあり。その違いの不思議さと向き合っていきたいと思います。」

国環研には最初はオゾン層研究の研究生でお世話になり、そのまま研究アシスタントへ。その後、諸々あって現職。日々、何事も一期一会の心で見学や問い合わせに対応している。

田中 史恵

田中 史恵TANAKA Fumie

環境リスク・健康領域
エコチル調査コアセンター 高度技能専門員

「今は、学校の授業を通してなど、小さな子どものうちから「環境」について考える機会が増えているようです。これからの未来を担う世代へ向けて、興味・関心が増すような、何かを生み出すお手伝いができたらと思っています。」

学生時代に生態学を専攻し、科学コミュニケーションを学ぶ機会も得る。その後、理系出版会社勤務を経験した。現在は、エコチル調査に関する学術成果発表・広報業務を担当している。

辻 岳史

辻 岳史TSUJI Takashi

福島地域協働研究拠点
地域環境創生研究室 主任研究員

「被災地でフィールドワークを重ねるなかで、行政や住民がその地域ごとに築いてきた対話・協働の「作法」を知り、活かすことが、復興に関わる課題を解決するために不可欠であることを痛感しています。対話オフィスで環境研究者としての対話・協働の「作法」を学びながら、福島という現場で、環境研究と地域社会をつなぐための活動に取り組んでいければと考えています。」

専門は地域社会学。東日本大震災の被災地(宮城県・福島県)をフィールドとして、災害復興において地域の政策がどのように決まり、その過程に地域団体・NPOなどの様々な主体がどのように関わるのかという点について研究している。研究の仕事をする前は出版社で営業を担当をしていた。

寺園 淳

寺園 淳TERAZONO Atsushi

資源循環領域 上級主席研究員

「リサイクルや廃棄物処理の制度は難しいものが多いですが、世の中の疑問に答えながら、社会に役立ち、自分も勉強していけたらと思います。」

日本とアジアにおける資源循環に関する研究が専門。廃電気電子機器、プラスチック、アスベストなど、処理に困った物質の課題と対策を現場から考えている。趣味はマラソンと旅行。

戸谷 響子

戸谷 響子TOYA Kyoko

環境リスク・健康領域
エコチル調査コアセンター 広報担当

「情報があふれる世の中だからこそ、対話を通して「正しい情報」を伝えたい。知らないなんて勿体ない!がここにはたくさんあります。」

演劇、子ども向け書籍の編集・ライター、ゲームのデバッカー…いろいろとやりたいことをやった後、縁あって研究所に。子育てを通してエコチル調査に興味を持ち、現在はエコチル調査コアセンターの広報業務全般を担当している。

永島 達也

永島 達也NAGASHIMA Tatsuya

地域環境保全領域
大気モデリング研究室 主任研究員

「対話を通して様々なものの考え方に接することを楽しみにしています。」

地球の大気に含まれる色々な物質(主に大気汚染物質)の流れ方や濃度がどのようにして決まっているのか、そしてそうした物質の濃度変化が私たちの生活している環境にどのような影響を与えるのかについて研究をしている。地球規模の大きなスケールの問題から、国内・地域規模の身近な問題まで、人間の活動と自然の営みの双方を考え合わせることがとても大切である。

中村 省吾

中村 省吾NAKAMURA Shogo

福島地域協働研究拠点
地域環境創生研究室 主任研究員

「私たちの研究は、地域の皆様から提供いただいた様々なデータに基づいて行います。その過程で色々な方々とお話させていただく中で、地域の課題に即した新たな研究テーマに気づかされることもあり、対話の重要性を日々認識させられています。福島県を始めとする被災地域では現在進行形で厳しい問題に直面していますが、それらの解決に向けてどのような対話を進めていくべきなのか、対話オフィスを通じて議論していきたいと思っています。」

専門は農村計画学で、主に中山間地域を訪問しながら地域活性化に関する研究に従事。2014年に福島支部専任研究員として着任後、福島県新地町において情報通信技術を活用した復興まちづくり支援に関する研究を、地域の様々なステークホルダーとのコミュニケーションを通じて実施してきた。2016年6月より福島支部(福島県三春町)に異動し、より現場に近い視点から地域との対話を重視した災害環境研究に取り組んでいる。

中山 祥嗣

中山 祥嗣NAKAYAMA Shoji F.

環境リスク・健康領域
エコチル調査コアセンター 次長

「『子どもは世界で最も貴重な資源であり、未来への一番の希望である』ケネディー大統領のUNICEFへの書簡の一文です。子どもたちにやさしい環境は、みんなにやさしい環境です。研究だけに止まらず、対話を通して、環境を良くし、健康を守る環境保健を実施します。」

専門は環境保健、公衆衛生。医師。社会医学専攻で博士号卒業後、US Environmental Protection Agencyで6年間勤務。2011年に国立環境研究所赴任。エコチル調査を推進するかたわら、さまざまな環境保健研究、活動を実施、特に、子どもの環境保健に力を入れている。

林 岳彦

林 岳彦HAYASHI Takehiko

社会システム領域
経済・政策研究室 主任研究員

「少し油断するとすぐ『語りたがり』になってしまうのが私(と研究者一般)にありがちな悪いクセだと思っています。対話オフィスの活動を通して、私/研究者/研究所が『相手の話を聞くこと』をもっと学んでいければと思っています。よろしくお願いいたします。」

環境リスクを評価するためのデータ分析が主な仕事。ベイズ統計や統計的因果推論などを用いて、化学物質が生態系に与えるリスクを評価・比較する手法の開発などを行ってきた。文章を書くのが好きであり、ブログなどで研究に関する楽屋ばなし(?)の発信もしている。

日比野 剛

日比野 剛HIBINO Go

社会システム領域
研究連携コーディネーター
(アジア太平洋統合モデル担当)

「様々なステークホルダーとの対話を通じて、包摂性の高い脱炭素社会の実現に向けたシナリオを作成し、それを多くの方々と共有することに挑戦していきたいと思います。」

かれこれ30年以上にわたり、アジア太平洋統合評価モデル(AIM)開発プロジェクトに関わり、主に緩和策の分析モデルの開発と日本やアジア諸国への適用に従事。政府の排出目標や削減計画の検討にも長年貢献してきた。

森 朋子

森 朋子MORI Tomoko

資源循環領域 客員研究員

「最新の環境研究から得られた知見をできるだけ分かりやすく、使いやすい形で教育の現場に提供することで、若い世代との対話を進めたいと考えています。」

持続可能な開発のための教育(ESD)、環境教育が専門。環境分野でのシビック・アクション(人と協働し、社会に参画する環境行動)を促進する教育について研究を進めている。様々なステークホルダーと協働して教育プログラムの開発や評価を行うとともに、シビック・アクションに影響する心理的・社会的要因の解明にも力を注いでいる。

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