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プラスチック製ティーバッグから、本当にマイクロプラスチックが放出されるのですか?
Q.プラスチック製ティーバッグから、熱湯でお茶を出す過程でマイクロプラスチックが放出されるといった研究報告があると聞きました。本当でしょうか?プラスチックを体に取り込んだ場合、人体へはどのような影響があるのですか?
回答:資源循環領域 田中厚資 研究員(2025年12月9日)
A. プラスチック製ティーバッグから放出されるマイクロプラスチックについては、関連情報をまとめたレビュー論文(※注1)があり、多くの研究でマイクロプラスチック、ナノプラスチックの放出が確認されていることが報告されています。
プラスチックは、大きいものは体に取り込んでしまってもそのまま体外に排出されますが、数十マイクロメートルより小さいものは消化管から体内へ吸収される可能性があり、さらに小さい数百ナノメートル未満程度のものは細胞等にも取り込まれうると言われています(※注2,3)。
環境を介して人体に取り込まれる プラスチックの健康影響については、近年その影響が注目されてきたことから、今後さらに研究が進んでいくと思われます。
※注1 文献「Microplastics and nanoplastics in tea: Sources, characteristics and potential impacts」
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0308814624037610?via%3Dihub
※注2 文献「Placing nanoplastics in the context of global plastic pollution」
https://www.nature.com/articles/s41565-021-00888-2
※注3 文献「From natural environment to animal tissues: A review of microplastics(nanoplastics) translocation and hazards studies」
https://doi.org/10.1016/j.scitotenv.2022.158686
※参考 マイクロプラスチックより小さい“ナノプラスチック”とは
https://www-cycle.nies.go.jp/magazine/mame/202303.html



