10/25(土)「一般公開2025」企画
深くor 広くの2つのコースで体験!『進路のヒントに!科学者とめぐる“環境研究”界隈』
環境研究ってどんなことをしているの?研究からわかることや、私たちの暮らしとのつながりは?
国立環境研究所(以下、国環研)では、さまざまな視点から環境問題に取り組んでいます。
本イベントは、その“研究の現場”を施設見学や研究者の話題提供、そして一緒に考えるグループワークを通して体験する特別企画です!
高校生、中学生を対象に、午前と午後で内容が異なる2つのコースをご用意しました。
①10:30~12:00:化学物質による人の健康と生物への影響について「深く」学ぶコース
※さらに3つの専門から選択できます。
②13:00~14:45:化学物質の安全性(水生生物)・大気汚染・気候変動の3つの分野について「広く」学ぶコース
探究学習や進路選択・進学のヒントに、研究者の話を聞いたり、実際の施設を見たりしながら、「環境研究ってこういうことか!」を一緒に見つけてみませんか?

イベントの詳細
日時
2025年10月25日(土)
①10:30~12:00 「深く」学ぶコース(90分予定)
②13:00~14:45 「広く」学ぶコース(105分予定)
※コースにより開催(集合)場所が異なります。一般公開の「全体受付」から離れている場所もあるため、開催時間の30分前には研究所にお越しいただくようお願いいたします。
※当日の集合場所、時間などの詳細は、参加申込み後にメールにて改めてご案内いたします。
※開催場所については、「一般公開2025」特設サイトの構内地図も参考にしてください。
場所
国立環境研究所
①「深く」学ぶコース:環境リスク研究棟、ナノ粒子健康影響実験棟
②「広く」学ぶコース:環境リスク研究棟、大気化学実験棟、研究本館Ⅰレクチャールーム
対象
高校生・中学生
定員
①「深く」学ぶコース:30名(3つの専門から1つを選択、各チーム10名)
②「広く」学ぶコース:20名
参加方法
参加費無料、事前申込み制(先着順)です。下記の申込みフォームより、参加を希望される回にお申込みください。
※登録が完了となればご参加いただけます。
※登録後にキャンセルを希望される場合には、下記にある「お問い合わせ」までご連絡お願いいたします。
①「深く」学ぶコース
■水生生物毒性試験チーム:https://forms.office.com/r/2VB4EvYSKE
■化学分析・モデル計算チーム:https://forms.office.com/r/KnkywrjATt
■きれいな空気の調査チーム:https://forms.office.com/r/tYinuB6tau
②「広く」学ぶコース:https://forms.office.com/r/DBafJ2kJ0w
締切り
定員になり次第(最終締切:10/19(日)まで)
各コースの紹介
①「深く」学ぶコース(10:30~12:00/各チーム定員10名)
「深く」学ぶコースでは、化学物質による人の健康と生物への影響を研究する「環境リスク・健康領域」の分野から、3つのテーマをピックアップ!
それぞれチームごとに、研究者の解説、体験などを通してさらに専門的にじっくり学びます。
■水生生物毒性試験チーム (定員10名)
水域の生物に対する化学物質の影響を探ろう!
ミジンコや魚などの水生生物は、化学物質の生物に対する安全性を確認するための試験に使われています。
身の回りの生活用品がミジンコや魚にどのような影響を与えるのか、実際に調べてみよう!
#ミジンコやメダカなどを用いて生活用品の生物影響を調べよう
#顕微鏡を使って生体内の様子を観察してみよう
#研究施設で実際に生態毒性試験を実施している様子を見学しよう
【担当研究者】山岸隆博、渡部春奈
【場所】環境リスク研究棟 1F-2F
【参考】国環研View DEEP「生態毒性調査・研究を支える水生生物の飼育と分譲」
https://www.nies.go.jp/kokkanken_view/deep/column-20241030.html
※【申込みフォーム】https://forms.office.com/r/2VB4EvYSKE
■化学分析・モデル計算チーム (定員10名)
化学物質の分析って、シミュレーションって、どうやるの?
私たちの身の回りには様々な化学物質が存在しています。人や生物に影響を及ぼす恐れのある化学物質が、どこにあるか調べて、その動きを把握する必要があります。
実際に分析機器で測定したり、自分でモデルを動かしたり、モデルの結果を立体視したりして、化学分析やシミュレーションを体験してみよう!
#試料を調製してGCMS測定をしてみよう!
# Excel上でシンプルなモデルを作って自分で動かそう!
#地球をめぐる化学物質の動きを3Dメガネで体験!
【担当研究者】中島大介、今泉圭隆、河合徹
【場所】環境リスク研究棟 1F-3F
【参考】HarmoNIES No.4「環境を再現し、化学物質の動きを解き明かす」
https://www.nies.go.jp/kanko/harmo/copy_of_harmonies_4j.pdf
※【申込みフォーム】https://forms.office.com/r/KnkywrjATt
■きれいな空気の調査チーム (定員10名)
空気の中に“ヤバいもの”!? その空気、ホントに安全?~見えない化学物質の正体に迫る~?
私たちが毎日吸っている空気には、目に見えない粒子状やガス状の化学物質が含まれ、ヒトの健康に影響を与えています。
空気中の微粒子やガスについて学び、装置などを使ってそれらの化学物質の正体を“見える化”し、観察・理解する体験を行います!
【担当研究者】藤谷雄二、佐藤隆久
【場所】ナノ粒子健康影響実験棟
【参考】国環研ニュース「ナノ粒子健康影響実験棟 研究施設の紹介」
https://www.nies.go.jp/kanko/news/24/24-3/24-3-06.html
※【申込みフォーム】https://forms.office.com/r/tYinuB6tau
②「広く」学ぶコース(13:00~14:45/定員20名)
「広く学ぶコース」では、国環研の多様な環境研究を体験できます。
下記の3つの分野について、研究施設の見学と、研究者の話題提供&簡単なワークで幅広く学びます。研究の現場をのぞいたり、考えたりする中で、新しい発見があるかもしれません!
■化学物質の安全性(水生生物)《施設見学/20分》
#メダカ・ミジンコ・藻類などの水生生物を用いた毒性試験により、環境中の化学物質が生態系に与える影響などを解明!
#研究を支える水生生物の飼育と分譲も行っており、多様な試験生物の長期的・安定的な飼育手法の開発から毒性試験の発展をサポート。
【担当研究者】山岸隆博(環境リスク・健康領域)
【場所】環境リスク研究棟 1F-2F
【参考】国環研View DEEP「生態毒性調査・研究を支える水生生物の飼育と分譲」
https://www.nies.go.jp/kokkanken_view/deep/column-20241030.html
ーーー
■大気汚染 《施設見学/20分》
#大気に放出された汚染原因物質は、大気中での化学反応により別の物質に変化することも。対策には、化学変化のメカニズムを理解することが不可欠!
#「スモッグチャンバー」という特殊な実験装置を使い、化学変化の正体に迫ります。
#PM2.5や黄砂、山火事などによる大気への影響は?
【担当研究者】佐藤圭(地域環境保全領域)
【場所】大気化学実験棟
【参考】環境儀「スモッグの正体を追いかける-VOCからエアロゾルまで-」
https://www.nies.go.jp/kanko/kankyogi/68/02-03.html
ーーー
■気候変動 《話題提供&グループワーク/40分》
#地球温暖化問題の解決には、日々の暮らしや社会活動により排出される温室効果ガスを減らすことが重要!
#温室効果ガスの排出量が“実質ゼロ”=カーボンニュートラル な社会を目指すにはどうしたら?どんな取り組みや仕組みが必要?
【担当研究者】畑奬(社会システム領域)
【場所】研究本館Ⅰレクチャールーム
【参考】社会システム領域「消費活動が環境に与える負荷を分析し 持続可能な社会への道筋を示す」
https://www.nies.go.jp/social/navi/interview/interview21_hata.html
●スケジュール
13:00~13:20 施設見学(Aグループ:環境リスク研究棟、Bグループ:大気化学実験棟)
13:20~13:30 移動
13:30~13:50 施設見学(Aグループ:大気化学実験棟、Bグループ:環境リスク研究棟)
13:50~14:00 移動
14:00~14:05 休憩
14:05~14:45 気候変動に関する話題提供&グループワーク、まとめ(A、Bグループ合同)
※当日は、12:55までに施設見学の場所にお集りください。見学は2グループにわかれて実施予定ですが、どちらに集合するか等の詳細は、後ほどメールでご案内いたします。
※施設見学には運営スタッフが付き添います。
●申込みフォーム
https://forms.office.com/r/DBafJ2kJ0w
お問い合わせ
社会対話・協働推進オフィス taiwa-office★nies.go.jp(★→@)
[掲載日:2025年9月1日]
参考関連リンク
●国立環境研究所「一般公開2025」特設サイト
https://openhouse.nies.go.jp/2025/